【デスタムーア】 完成時期2016年 1月

  

   会社の先輩に、子供の為にドラクエの折り紙を折ってくれないかとお願いされたのをきっかけに作成。本当はダークドレアムを希望されたんだけど、知っての通り人型はあんまり得意じゃないことと、ちょうどガーゴイルの構造がまんま使えそうだったのでこちらを選択。原作のストーリーを考えるとなおさら妥協した感が満載だが、こちらも十分かっこいいはず・・・・まあ許してね。

   さて、実際に折ってみたは良いが、残念なことにこいつはやっちまった感が半端無いことこの上ない。まず似てるかどうか以前の問題として、ご覧と通り体系(とくに上半身)が筋肉もりもりマッチョマンなのである。元々が虚弱体質な貧弱ガーゴイルをムキムキなボディビルダーに変身させるには、蛇腹というステロイドを大幅に加えていくしかないのだが、そもそも論として所詮は紙。どんなにテクニックがあっても2次元の世界から想像する以上、こういったずんぐりとしたモデルは折り紙に合わない(と言うか通じない)のが現実と言ったところ。チョイスがまずかったかどうかは分らないが、少なくとも軽々しく手を出していい相手でもない(魔王だし)。今でこそ、そこそこの形にはなっているが、もし、ほんの1年くらい前に手を出していたとしたら、あまりの出来の悪に吐き気を催す邪悪を感じ取っていたに違いない。

   何とか完成はしたものの、細かい造形の折り進めは、ほとんど帰り道のない迷路をただひたすらに突き進んでいったという感じで、顔なんかは完全に”ぐらい折り”である。創作をする際には、完成した作品にオリジナルのどういう要素を組み込んで行きたいかを、しっかり練ってから始めないといけないのはある意味の常識だが、後始末が大変そうなこいつはまさにその悪い例。後始末とはどういうことかと言うと、今後また折る機会があった場合、バージョンアップ時のこまかい作業が増えるっちゅうことや!!(難易度としてはこの作品が1番難しいと思う)


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